住まいは自力で作り続けるもの
という住まい作りの原点に立ち返るべく、このキットハウスを提案いたします。
昨今の家作りをめぐる行政の姿勢は、直近の瑕疵担保履行法をはじめとする消費者保護を名目に、実は役人の天下りのための制度だらけとなってしまいました。
確認申請の厳格化なども結局はユーザーの負担が大幅に増えただけで、負担増された完了検査なども、実態は住宅の保障、保全には何の効果もないのが現状です。
建物本来にかかわる費用以外の間接的な費用が急激に増加しています。そこで、原点に立ち返り、自分の家は、自分の力で建てるという仕組みを考えてみました。地域の職人さんたちが地域の材を使って、建て主さんのお手伝いをし、あくまで、工事の中心は建て主さんであるという直営方式(現状の大半は請負方式)で建てるという仕組みです。
また、住宅ローンを使うということも３０数年以前にはまれなことでありローンを組むことで余計な間接経費が多大にかかることから、そうした余計な経費をなるべく抑えるとともに、家に対する過大な夢や思い込みも素っきりと整理し、最少の費用で、住めば住むほどに愛着の持てるような住まいづくりの仕組みを提案いたします。
・ 余計な手続きや費用の排除（住宅において確認申請が本当に必要なのか？）
・ 住まいに過大な夢や妄想は捨てる。
・ 住宅ローンは極力使わない。
・ 仲間たちと一緒に造る。（結の復活）
開口高さ３,５メートルの大きな窓によりすっきりした開放感が得られると
ともに、ダイレクトゲインの取り込みにも大きな役割をもたせるなど、自然
エネルギーの利用を前提とした設計理念が基本になっています。
また、これから開発されるであろう様々な自然エネルギー利用システムを極
力取り込めるよう配慮しています。南勾配の屋根利用による太陽光発電、
太陽熱利用による床暖、給湯、壁面集熱による床暖、地熱の効率利用、風力
発電による蓄熱暖房などへの対応を考慮しています。（オプションで組み込めます）
天上高約４メートルの
吹き抜け空間
が様々な室内空間の利用法を発想させてくれます。（例えば、卓球、ゴルフのスイング、野球のトスバッテイングなども工夫次第で楽しめます。）物に取り囲まれた生活から脱皮し、心豊かな生活への憧れをお持ちな方にお勧めです。
国産木材による軸組み工法で構成し、開発者が現代の土壁と考える’セルロースファイバー断熱材(チャフパック）と無垢の木材によるパネルにて屋根天井、外壁を構成、床は無垢の厚板とするなどグレードの高い仕様で、豊かな建築空間を構成しています。また、木材産地との連携により国産木材の利用方法を極限まで追及し、木の文化の継承を考えています。
自然素材をベースに構成していますので、木材のキズや反り、割れなどが気になる方には、お勧めできません。
